Finalsレポート

今年も終わりが近づいていますね。2011年は震災があったり、スティーブジョブス氏が亡くなったりさまざまな出来事が起こりました。僕自身としても、finalsに初めて出場することができたり来年に向けて大きな転機を迎えたように思えます。このfinalsという大きな舞台に立ったことで、来年のMTGの大会に対するモチベーションも高く保つことができるでしょう。

それではfinalsのレポートを書かせていただきます。


今回はスタンダードでは赤緑ケッシグを、モダンでは教祖様謹製のドランを持ちこんで大会に臨みました。まずはスタンダードから。

Standard-RGKessig
Creature13
1《極楽鳥/Birds of Paradise(M10)》
2《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》
4《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum(M12)》
4《原始のタイタン/Primeval Titan(M12)》
2《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》

Instant5
4《感電破/Galvanic Blast(SOM)》
1《内にいる獣/Beast Within(NPH)》

Sorcery9
4《不屈の自然/Rampant Growth(10E)》
3《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》
2《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》

Artifact4
4《太陽の宝球/Sphere of the Suns(MBS)》

Plainswalker3
3《原初の狩人、ガラク/Garruk, Primal Hunter(M12)》

Land26
4《根縛りの岩山/Rootbound Crag(M12)》
4《銅線の地溝/Copperline Gorge(SOM)》
3《ケッシグの狼の地/Kessig Wolf Run(ISD)》
4《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
4《山/Mountain(ZEN)》
7《森/Forest(ZEN)》

Sideboard
2《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
2《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》
4《秋の帳/Autumn’s Veil(M11)》
2《解放の樹/Tree of Redemption(ISD)》
1《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》
1《ヴィリジアンの堕落者/Viridian Corrupter(MBS)》
2《古えの遺恨/Ancient Grudge(ISD)》
1《内にいる獣/Beast Within(NPH)》


デッキの構成の根幹として、彌永ケッシグを参考にしています。彌永さんが優勝してからはスタンダードではほぼ彌永ケッシグの完コピを使用していたのですが、彌永さんの優勝直後からあまりに赤緑ケッシグが環境にあふれ、finalsは赤緑ケッシグはメタられる側に回るのだと考えました。
FNMなどで彌永ケッシグを使用していて一番つらいと思ったのは、2T目のランパン系スペルを通した後の3T目にソーレンかランパンをカウンターされると、4T目に5枚目の土地を置いてそのままターンを返すという無駄ターンがあることです。
ケッシグをメインからメタるデッキが増えると言うことは青系コントロールが増えることだと判断し、上記の「無駄ターン」を無駄で無くす手段として、フィニッシャーとして申し分ないカードパワーを持つ5マナガラクを採用することとしました。

6マナ域はガラクの採用に伴い赤タイタンが抜け、ワームコイルと緑タイタンだけに。赤タイタンはたしかに場に出てしまえばすさまじいまでの強さを発揮しますが、赤緑ケッシグに対して絶大な強さを誇る白英雄を1撃で落とせないことと、doom bladeに対する除去体制を考慮して、僕はケッシグウルフランプ系デッキのフィニッシャーとしてはワームコイルを強く推しています。

また、メインにスラーンを2枚刺す、ということを今回は試してみました。上記のとおりメインからコントロールに強い構成を目指していたからです。スラーンはとにかく、緑頂点経由ではなく素引きした時輝いていると感じました。よって、メインサイド合わせて4枚というコントロールを全力で殺しに行く体制を用意しました。


デッキの開設としては以上になります。それでは大会レポートをどうぞ。そろそろ記憶があいまいでアレですが。

Round1:WUbコントロール
Game1:先攻。こちらが着々とマナベースを伸ばしていくのに対し、相手は各種土地を置いていくだけ。ランパン1枚経由して、4T目に伺うようにしてガラクをキャストすると、なぜかこれが通る。さすがにガラクは返しのターンでリングされるが、相手のアンタップされている土地は1枚のみ。当然緑タイタンが着地し、次のこちらのターンになって攻撃宣言をすると、相手は青白ランドと青黒ランドを立てながら《禁忌の錬金術/Forbidden Alchemy(ISD)》。しかし緑タイタンの攻撃を防ぐ手立てはなくそのままケッシグにすべてのマナを注いで全力パンチ、その後のターンに勝負がついた。
Game2:墨蛾2枚、秋の帳2枚、黒緑剣、赤緑ランド2枚というゴールの見えたハンドをキープ。予定調和的に4マナから黒緑剣キャスト、カウンターを秋の帳でカウンターし、次のターンから墨蛾ビートが始まる。墨蛾が1回殴ったところで3枚目の墨蛾を引きこみ、結局タイタンを1度も引くことなく毒殺。

1-0-0


Round2:青黒感染
Game1:後手。相手の先手1Tから蔑みを打たれ、緑タイタンが抜かれる。非常につらい展開。相手2T目が《屍百足/Necropede(SOM)》、相手の3T目のセットランドが墨蛾だったので、エスパーコンではなく青黒感染だと断定するが、こちらもそれに対して碌な手立てがない。相手4t目、土地が引けなかったようで黒緑剣を設置。この返しのターンで6マナ到達していたので、タイタンを引ければ・・・!と念じながらドローするもただの土地。その後相手は安心したかのように《ファイレクシアの十字軍/Phyrexian Crusader(MBS)》をプレイし、超きつい展開に。こちらが毒7個となったところで、ワームコイルを通しファイクルに対する回答とするが、アーティファクトをサクると増殖を行うアーティファクトが相手の場にある状態での墨蛾とファイクルパンチに手なりで感電波を使ってしまい、返しのパンチが2点足りないというプレイミスを犯して負け。
Game2:秋の帳がないのに不安をおぼえつつ。相手は3Tに安定のファイクル設置。こちらは4Tのタイタンを華麗に《瞬間凍結/Flashfreeze(M12)》され、最後は墨蛾をサクって増殖されて死亡。相性きつい。

1-1-0


Round3:WUbコントロール
Game1:先手。しかし、手札のフィニッシャーにうまくカウンターを合わせられ、すべてさばかれたところで《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx(MBS)》が降臨して無理ゲ。
Game2:最終的に《解放された者、カーン/Karn Liberated(NPH)》まで到達されるが、こちらが緑タイタンwith黒緑剣、墨蛾@ケッシグx=7の両方の対処を迫ると、相手に勝機はなかった。
Game3:だいたいGame1と同じ。違うのは聖別を2連打されたこと。いえーっ!

1-2-0


Round4:RGケッシグ
Game1:先手。こちら2→4→の動きに対し相手も順調に2→4→の動き。しかしこちらの手札はタイタンではなく緑頂点。対して相手は6の緑タイタン。せっかく先手とったのにー。相手のタイタンの返しにタイタンで応酬し、なんとかゲームをリセットしようとするものの、相手から飛んできたのはx=7の《小悪魔の遊び/Devil’s Play(ISD)》。死亡。
Game2:相手をダブマリさせる。相手は緑マナが出ずに死んだ。
Game3:相手をダブマリ刺せる。相手は6マナが出ずに死んだ。

2-2-0

というわけでスタンダードは2-2で折り返し。Round2の1戦目、プレイミスさえしなければ3戦目があっただけに、自分の未熟さにほとほと飽きれました。ま、教祖ドランで4-0すればいいもんねーというわけで、気を取り直してモダン部門へ。

しかし更新する気力がなくなってしまったので、今日はここまで。

モダンのデッキレシピだけのせときまーす


Modern-Doran
Creature
4《貴族の教主/Noble Hierarch(CON)》
4《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler(ALA)》
4Tarmogoyf
3《呪文滑り/Spellskite(NPH)》
3《聖遺の騎士/Knight of the Reliquary(CON)》
4《包囲の搭、ドラン/Doran, the Siege Tower(LRW)》

Instant
4《流刑への道/Path to Exile(CON)》

Sorcery
4《思考囲い/Thoughtseize(LRW)》
3《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(ARB)》

Artifact
2《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》

Plainswalker
2《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant(ALA)》

Land
4《湿地の干潟/Marsh Flats(ZEN)》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
4Overgrown Tomb
3Godless Shrine
2Temple Garden
2Treetop Village
1《森/Forest(ZEN)》
1《平地/Plains(ZEN)》
1《沼/Swamp(ZEN)》
1Shizo,Death’s Storehouse

Sideboard
4《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks(SHM)》
3《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg(LRW)》
3Extirpate
1Sword of Light and Shadow
3Crime/Punishment
1《ボジューカの沼/Bojuka Bog(WWK)》

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